M’s diary

ただのヲタクの感傷用のメモと、子育て

絶望の先にあった諦め。でも…好き。

正直、ヲタ卒ができれば、どれだけ楽か…。Juice=Juiceの人事を聞いた今の心境は、そんなところだ。

1年かけ、脳では7人体制の良さを探し、自分なりに7人のJuice=Juiceを受け入れてきたつもりだ。だが、私の今は心も5人時代の幻影を見続けている。

そんな私に、稲場さん加入は青天の霹靂だった。おいおい、Juice=Juiceに何を望むんだ? どうしたいんだ? この1年、いや、5年は何だったんだ?と。

 

今回のホールツアーの一曲目は「Dream Road ~心が躍り出してる~」。

そして、アンコールのラストが「未来へ、さあ走り出せ!」。

“7人でも夢を見て、夢を追って、未来へ走り出します!”という彼女たちなりのメッセージだと思って見てきた。

(本当に、そんな意味合いは込められているかは知らない。個別で、メンバーに言ったが、おぉ〜!みたいなリアクションだったし)

よし!ヲタク(自分)もそろそろ、7人体制を心も体も脳、五感すべてで認めようじゃないか。だって大好きなグループと同じ方向を向けないのは、ヲタクとして辛いし。とMajiで意を決する5秒前まで来ていた。そこに、今回の人事だ。

 

まぁ、(良いか悪いかは別に)ヲタクは与えられたものの中で活動すればいいと思っている。そのなかで嫌なら離れる、良しとするなら残る。ドライかもしれないが、それ以上でも以下でもない。仕事柄、私も作り手の隅っこにいるものとして、作り手が買い手に媚びたら良いものは作れないと思っているし(もちろんすべてじゃないが)。

アイドルのヲタクなんて、アイドルの(乱暴の言い方だが)上っ面というか、ステージ上の彼女たちの顔しかしらない。本音なんてファンの前ではさらけ出さないから、彼女たちの本質は知らない。アイドル=偶像だしね。そんな私たちの発言に右往左往されていたら終わる。ますます内々のプロモーションになり、衰退していくだけだし(まぁ、プロモーションできてねーけど)。

 

と、言わけで、7人体制発表時は“絶望”という単語がふさわしかったが、今回の人事は“諦”めという単語がしっくりきた。事実、そういう状況だった。

 

いろいろと話はそれたが、そんな諦めムードのなか、昨日の三郷市文化会館のJuice=Juiceのライブへ向かった。会場につくと「あぁ、7人は見納めか…」と、5人過激派だった私ですらため息が漏れた。

 

1曲目の「Dream Road ~心が躍り出してる~」。8人でも頑張るってことか。夢を追うってことか…と、勝手に脳内変換して涙を流しそうになる始末。そして、いつも通りに進行する幸せな空間(ライブ)。

あぁ、やっぱり私はJuice=Juiceの楽曲が好きだわ。楽しそうに、元気いっぱい歌う高木紗友希さんが好きだわーってしみじみ。自分も幸せそうにパフォーマンスをする推しを見ると、目で追うし、自然と声も出るし、簡単なフリコピもする。

もちろん、7人なって、そして8人になるために変わったこともあった、でも変わらないものもいっぱいあった。それは送り手も聞き手側も。やっぱり嫌いになれなかった。現場に来ないっていう選択肢がなくなってしまった。

「俺はJuice=Juice5人の過激派だ!」って、声を荒らげて切腹するくらいの勢いもほしい。しかし最初の5人がいる間は、一緒に同じ夢を見ようと誓った。

宮崎さんだって、最近のインタビューやらなんやらの発言で「純粋に楽しんで。純粋な気持ちで会いに来てって」言ってるくらいだし。

少しずつのギアチェンジは必要だけど、純粋にヲタクを楽しめるように前を向こうかなと。第2のJuiceヲタク人生がきれればなと。

 

 

でも、5人のJuice=Juiceに夢を見ていたヲタクもい〜っぱいいたってこと。そして、いまも声に出さないまでもいるってこと。もちろん7人は7人で応援するし大好きだけど、5人で夢見たかったなぁって人もいるってことを。この思いは緋村剣心の十字傷ばりに背負ってヲタク続けようと。

 

まとめると、ガチ恋と音楽は偉大だなってこと。長々と書いたが、これにつきる。そして、なんだかんだ言って、こんな気持ち悪い長文をかけるくらい思いが込められる、本気になれるグループがいてくれることに感謝する。

 

 

最後に、人間は辛いことを避け、楽な方へ逃げる傾向がある。もちろん前回、そして今回の人事を経て、私もその傾向が強くなった。Juice=Juiceは◯◯だからしょうがない論法だ。

まずはJuiceの結成は“研修生の希望”だったからしょうがない。

Juiceの売れる、売れない次第で、今後の研修生発ユニットの有無に関わっていたはず。実際、Juiceで目処が経ったから、こぶしファクトリーつばきファクトリーも結成できたと思っている(知らんが)。「天まで登れ!」という楽曲は、そんな意味でも大切なのだ。だから、デビューを夢見た段原さん、一度夢が破れたが、再度夢を見る稲場さんの受け皿になるのは仕方のないことなのかも、と。「天まで登れ!」の歌詞は意外と偉大だぜ。

そしてJuiceは歌に目処がだったからしょうがない。

Juiceは℃-ute解散後、ハロプロ随一のパフォーマンス手段と呼ばれることもある。そのなかでも特筆べきことは、メンバーの歌唱力の高さかなと。段原さんの加入により、そこはさらに強固なものとなった。そこで、悪い大人は目をつけた。次は躍りを極めようぜ! もともとみんな踊れるし、段原もいるしと。そこでダンス強化担当として白羽の矢が立ったのが稲場さんというわけだ。前回の夏のハロコンは、フィエスタの歌で黙らせたが、今回はダンス&ボーカル的な何かで踊らかせてくれるはず。アルバム曲だろうが、初披露の曲をぶちこんでくるはずだろうし。

まぁ、こんなこと考えながらヲタクを続けるのもどうかだが、まぁ、惚れてしまった以上生涯。仕事や私生活で疲れていて、趣味の場でも疲れる、気をもむとかありえんのだが、好きになってしまったのでしょうがない。

相手がリアルでも偶像でも、やっぱり恋は盲目だ。

30越えても変わらなかったわ―。笑。